someとany の違いや使い方
some と any は主に代名詞と形容詞の使い方があります。
ここでは形容詞としての some と any の基本的な使い方や違い、
使い分けを紹介したいと思います。
中学の英語で文法を勉強すると、ほぼ機械的に 「some は 肯定文に使う」
「any は否定文と疑問文に使う」というように勉強してきたと思いますが
実際の英語では some も否定文や疑問文での使い方もありますし
any も肯定文での使い方もあります。
また some と any に関しては、よくセットで勉強すると思いますが
基本的に別物として理解した方が、大人のやり直し英語としては
実用的で理解しやすいと思います。
some の持つ基本的なイメージは「何となくハッキリしなけど何かある」
という感じで、ボヤ~っとしたイメージです。
中学の英語の授業では単語に意味を付ける必要があるので some についても
「いくつかの」とかという意味で覚えると思いますが無理がありますね。
実際には some は「いくつかの」とか特に訳さないと思って下さい。
There are some boys in the park.
(公園に少年がいます。)
何人いるかハッキリしていなくて、少なくとも2人以上はいるという感じで
かと言って many (たくさん)でもないわけです。
ここが some のハッキリしない曖昧さがあります。
「some の否定文」
I don't like some pictures in this room.
(私はこの部屋の絵のいくつかは好きではありません。)[一部を否定]
「some の疑問文」
Do you have some his books ?
(あなたは彼の本を何冊か持っていますか。)
some を疑問文に使う時は「Yes」の答えが返って来ることを期待した場合です。
*「some +単数形の名詞」に使うと(ある~、なにかの~)の意味になります。
I have read this story in some book.
(私はこの話を何かの本で読んだことがあります。)
「any の肯定文」
any の肯定文は単数名詞を伴い[どんな~でも]という意味を表します。
Any book will do. Please bring it here.
(どんな本でもいいよ。ここへ持って来て。)
「any + 単数名詞の疑問文」 [どの種類でも~]
Do you have any book ?
(どんな本でもいいので本を一冊を持っていますか。)
「any + 複数名詞の疑問文」 [どんな数でも~]
Do you have any books ?
(何冊でもいいので本を持っていますか。)
「any の否定文」
not~any の形で1つも~ないという意味を表します。
I don't like any pictures in this room.
(私はこの部屋の絵は全て好きではありません。)[全部を否定]
some と any は感覚的に、ここで紹介した違いや使い方、
使い分けを覚えてみて下さい。
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