受動態とは
英語の受動態は主語が「~される」状態を示す表現で英会話より書き言葉で
使われることが多いようです。
英語の受動態の形 ⇒ 「be動詞+動詞の過去分詞」
受動態と能動態の違い
能動態は主語が「~する」というように動作・気持ちを働きかける表現で
受動態は主語が「~される」というように動作・気持ちを受ける表現です。
能動態
He loves her. (彼は彼女を愛しています。)
受動態
She is loved by him. (彼女は彼に愛されています。)
*受動態は動作・気持ちを働きかける人を by で表すことが多いです。
①伝える内容が誰が働きかけたのかが重要視されない場合
This house was built in 2000.
(この家は2000年に建てられました。)
The store is closed at seven.
(その店は7時に閉められます。)
上の英語は This house に、下の英語は The store に焦点が当たり
「誰が建てたか」「誰が店を閉めるかは」は重要視されていない状況です。
②伝える内容が誰が働きかけたのか明確でない場合
The window was broken yesterday.
(昨日その窓が割られました。)
He was talked to suddenly.
(彼は突然話しかけられた。)
上の英語は「誰が窓を割ったか」が不明な状況で
下の英語は突然話かけられた相手が「誰だか分からない」状況です。
③伝える内容が誰が働きかけたのか言う必要がない場合
English is spoken in many countries.
(英語は多くの国で話されています。)
This letter is written in English.
(この手紙は英語で書かれています。)
上の英語は「英語が多くの国は話されていること」が
下の英語は「英語で書かれた手紙」が伝えたい内容で「誰が」は不要な状況です。
④伝える内容が誰が働きかけたのか明確な場合
He was got angry at during class.
(彼は授業中に怒られた。)
He was arrested.
(彼は逮捕された。)
上の英語は授業中であるので怒ったのが「学校の先生」であり
下の英語は逮捕したのが「警察」であることが明確な状況です。
英語の受動態は直訳すると日本語としては不自然な訳になりがちなので
情報を伝えることができたり、情報が理解できれば、社会人、大人が
実用的に使えることを考えれば無理に受動態に訳す必要はないです。
例えば
This book was written by him.
これを受動態で考えると(この本は彼によって書かれました。)ですが
(彼がこの本を書いた。)というように理解すればいいです。
反対に「~された」という日本語だからといって「受動態を使って」と
考えるより能動態の英語にする方が、伝えやすいし分かりやすいですね。
(彼は妹から風邪をうつされた。)
He got a cold from his sister.
(彼にひどい風邪をうつされた。)
He gave me a bad cold.
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