原形不定詞とは
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英語では不定詞と言うと「to + 動詞の原形」の形「to 不定詞」が
基本ですが原形不定詞という形もあります。
原形不定詞と言うと何やら難しそうですが「to 不定詞」から
to を取っただけです。つまり動詞の原形です。
原形不定詞が使われる動詞は決まっていて覚えておくといいのが
知覚動詞として使う hear、see
使役動詞として使う have、let、make などでです。
知覚動詞、使役動詞については、また別で解説します。
原形不定詞の前に不定詞の基本の形「to 不定詞」について少し確認しましょう。
英語の基本として1文1動詞という基本がありましたね。
I like play tennis.は(私はテニスをすることが好きです。) と
言いたいのですが like と play という動詞が使われていますね。
これは1文1動詞という基本ルールから外れているわけです。
メインの動詞は「like ⇒ 好き」なので、もう一つの動詞「play ⇒ する」に
to を付けて動詞から準動詞に格下げすると考えて下さい。
なので I like to play tennis. となるわけです。
原形不定詞を例文で確認して下さい。
① I saw him play tennis in the park yesterday.
(昨日、私は彼が公園でテニスをするのを見た。)
この場合は「saw ⇒ 見た」「play ⇒ する」と動詞が2つありますが
主になる動詞が知覚動詞 saw (see の過去形) なので原形不定詞として
play が使われています。
② I had him fix my car.
(私は彼に車を直してもらった。)
この場合は had は「~してもらう」という意味になるので
「had ⇒ ~してもらう」「fix ⇒ 修理する」と動詞が2つありますが
主になる動詞が使役動詞 had (have の過去形)なので原形不定詞として
fix が使われています。
(私はテニスをする。) のように自分が「~する」という表現なら
何となく I play tennis. という英語で言えると思いますが
(私は彼がテニスをするのを見た。) となると途端に言えなくなるし
読んでも意味が分からないんですね。
原形不定詞、知覚動詞、使役動詞・・などと文法用語が並んでしまうと
難しく感じるかも知れませんが使い方を覚えると英語の表現力が広がります。
原形不定詞の存在や使い方を覚えるだけで簡単でシンプルな
表現力が身に付きます。
原形不定詞と知覚動詞、知覚動詞の関係などは別途解説しますので
ここでは原形不定詞という感覚をつかんで下さい。
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