no と not の違いや使い分け、使い方
英語を真面目に勉強していると文法とか疑問に感じる事が、
いろいろ出て来ます。
英語を教える人になるわけでもなければ
英文法もあまり深入りし過ぎると、時間も使ってしまうので
社会人、大人がやり直しで英語を勉強する場合は程々ぐらいがいいかもしれません。
程々というのは英文法を真面目に勉強している人にとっては
難しいかもしれませんけど・・
基本的には感覚的に理解できればいいと思います。
それでも自分もそうですが文法の勉強をしていると「なぜ・・」という
疑問が生じてきて納得したいと思うような事もあります。
しかし「なぜ・・」という疑問が生じるという事は英語の勉強、特に文法を
真面目に取り組んでいる証拠でもありますし、さらに英語力がアップしているという
証拠でもあります。
時々ちょっと突っ込んだ感じの内容もいいと思うので
文法を勉強していると似たような単語で「違いは?」「使い他は?」
「使い分けは?」などと思う人が多いと思います。
今回は no と not の違いや使い方を解説したいと思います。
no と not の違いや使い分け、使い方は品詞を理解する
no と not はどちらも英語では否定を表す言葉ですが、この2つがある以上は、
それぞれの使い方や違い、使い分けが必要になります。
まずは品詞でね。
no は形容詞、 not は副詞になります。
なので no は名詞を修飾し、 not は名詞以外の品詞や文章全体を否定するという
使い方をします。
まずは例文で
① There is no book on the desk.
② There is not a book on the desk.
意味としては「机の上に本がない」という事で同じ意味になりますが
no と not を使って2つの言い方があります。
すると意味が同じであれば no と not 違いや使い分け、使い方はどう違うのか、
というのが疑問になります。
(*基本的には There is no ~ が一般的には使われます。)
no は形容詞なので book という名詞の前に置かれています。
not は副詞なので is という be動詞の後ろに置かれています。
もう一つ例文を
③ I have no book.
④ I do not have a book.
③は形容詞の no が名詞の book の前に置かれて名詞を修飾しています。
④は副詞の not が助動詞 do の後ろ一般動詞の have の前に置かれて
動詞を修飾しています。
もう少し突っ込んでいくと・・
「no」は形容詞で文章内の名詞(本)を否定するという部分否定をしています。
「not」は副詞で文章を机の上に本があるという状態を全否定をしています。
no と not の違いや使い分け、使い方のまとめ
部分否定とか全否定英語と言うと少々難しいかもしれませんが、
形容詞と副詞の使い方が分かっている上で no と not の品詞が分かれば
違いや使い分け、使い方について、ある程度はスッキリするのではないでしょうか。
I have no book.
I do not have a book.
これらが「本を持っていない」という事が理解出来ればいいのです。
*基本を理解してもらうために no は形容詞、 not は副詞 と説明しましたが、
実際には noは副詞や名詞にもなります。
I am no longer young. 「私はもう若くない」→ 副詞のno
He has to say no. 「彼は言わざるをえない」 → 名詞のno
このような使い方をしたりする場合もありますが、
あまり考えすぎないようにしましょう。
●not~any = no の法則
I have no brothers.
I do not have any brothers.
「私は1人も兄弟がいません。(私は一人っ子です)」
こんな使い方もできます。
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