to 不定詞とは
不定詞とは動詞の前に to を置く形で「to 不定詞」というように
中学の英語で勉強した記憶がある人もいる思います。
英語の動詞は主語の人称(1人称・2人称・3人称)や単数・複数で
形が定められますが、不定詞というのは主語が何であれ
主語によって形が定められない(不定)であるということから、
不定詞という名前になったようです。
このへんは英語を勉強する上で全く覚える必要がありませんから、
不定詞のウンチク程度に思ってもらえればいいので気になる人だけ覚えて下さい。
不定詞を実用的に考えると英語の基本でもある「1文1動詞」という
ルールに関係してきます。
「1文1動詞」とは1つの英語の文章の中に動詞は1つ使うというルールですが、
これも不定詞と同様に中学の英語で基本中の基本として勉強しました。
I played tennis with my friends in the park yesterday.
(私は昨日その公園で友達とテニスをしました。)
上記の例文のように少し長い英語でも動詞は played 1つです。
ところが
「私はテニスをすることが好きです。」という日本語を英語にすると
「テニスを・・する」「テニスが・・好き」という動詞が2つ出てきます。
別々に考えると
I play tennis. と I like tennis. ですが、
それじゃーという事で I like play tennis. とは言えないんですね。
like と play が両方とも動詞ですから I like play tennis. だと
英語の基本ルール「1文1動詞」から外れてしまうわけです。
それじゃーどうすれば正しい英語の文になるのか・・というところで不定詞が登場します。
そのために動詞の前に to を置くことで to 不定詞となり
「見た目に動詞だけど違うんですよ。」と主張しているのです。
結果的に
× I like play tennis. ⇒ ○ I like to play tennis. となるのです。
この場合の不定詞の to play が名詞として置かれているので
I like tennis. の tennis と I like to play tennis. の to play tennis が
同じ役割をしています。
動名詞も不定詞と同じように動詞に ing を付けて名詞にすることで
「見た目に動詞だけど実は名詞なんですよ。」と主張しているのです。
I like to play tennis. = I like playing tennis.
不定詞と動名詞があることで形上、1つの文の中で動詞を二つ以上
使えることができるので英語の表現の幅が広がります。
英語は動詞を中心にしているので不定詞、動名詞は応用範囲が広いのです。
▼ ▼ ▼