中学英語の基礎文法から英会話へ

英語の必要性は過去から言われ続けていますが
実際のところ英語ができる人は増えているのでしょうか?
10年以上前と比べても殆ど変ってないのではないでしょうか。
「これからは英語ができないと」ということが昔から言われていますが
「これからは・・」というセリフが言われ続けているのも滑稽な感じです。
現実には苦手意識を持つ人を増やしてきたような気がします。
「英語がペラペラしゃべれたらカッコイイ」ぐらいの理由で
スクールに通っても身に付くはずもなく止めてしまうパターンが
多いように思います。
僕も多少ですが学生以外に大人の方に教えた経験もありますが
1週間に1回、1時間の授業だけで自分で復習や予習もしないで
英会話を覚えたいと思っている人がいるんですね。
中学英語程度の理解度をチェックして文法を少しやるんですが
習い事程度で覚えようと思っている人は続きませんね。
英語は外国語なので中学程度の基本的な文法やボキャブラリーは勉強して
覚える必要があるのですが、このような人(習い事程度で覚えようと思っている人)は、
そこを無視して英会話を覚えたいのですね。
1週間に1回の授業も「今日は~の予定があるから来週に・・」
というように英語の優先順位がドンドン下がっていくんですね。
結果的にいつの間にか止めてしまうんですね。
そんな中で60過ぎの女性2人に教えた経験があるんですが
2人とも熱心で中学英語の文法の授業も真面目に受けてくれました。
ある程度文法を理解した所で簡単な英文を読むような授業をして
今まで勉強した文法を確認し解説をしました。
英会話のような授業をしたのは、その後です。
しかし結果的に完全ではなくても中学程度の文法を勉強したことで
自分の言いたい話の単語を覚えて、それを文法を使って話すようになりました。
もちろんペラペラになんてしゃべれませが、ある程度文法を意識して
会話をするため応用力が身に付きました。
ある程度、中学英語の文法の基礎を身に付けると次のステップでの吸収力が違ってきて
英会話の本や教材で会話によく使うフレーズやリスニングを鍛えるための勉強をすれば
英語力は徐々に上がっていきます。
英会話のフレーズを丸暗記で覚える事も必要ですが
効果的に覚えるには中学校程度の文法が分かっていることが前提です。
何でもそうですが基礎がしっかりしていないと知識を入れても
身に付きません。
面白くないと思っている中学英語の文法を飛ばしてしまうと
結果的に身に付かず投資したお金や時間が無駄になってしまいます。
それに文法って分かりだすと意外と面白いですよ。
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