say tell speak talk の違い
英語で「話す」という意味を表す動詞として
say、tell、speak、talk があります。
それじゃー違いは何ということですね。
少し細かく違いを文法的に言うと say、tell は他動詞なので
目的語が必要で speak、talk は自動詞なので目的語が必要ありません。
また that節を目的語にできるのが say、tell で
人を目的語にできるのは tell だけです。
他の違いとしても say は直接話法に使い、tell は間接話法に使うなど
違い説明している場合もあります。
このように書くと、これから英語をやり直そうと思っている人には
分かりにくいと思いますし、違いを考え過ぎてしまうと進みませんので
ここでは少し緩く解説したいと思います。
say は話す内容に重点が置かれ「言う」という意味が強い単語です。
そのため say は人を目的語にしません。
He says that I like playing tennis.
(彼は「テニスをするのが好きです」と言っています。)
He said nothing.
(彼は何も言わなかった。)
tell は言葉の内容を誰かに伝える単語で聞き手が必要になります。
She will tell us nothing about it.
(彼女はそれについて何も言わないだろう。)
Tell me, what did you do yesterday.
(昨日、何をしたの?)
speak は基本は一方的に声を発するというニュアンスで
話し方に重点が置かれます。
Please speak in a loud voice.
(大きな声で話してもらえますか。)
May I speak to Mr Ito ?
電話で (伊藤さんはいらっしゃいますか。)
talk は対話として会話のやりとりに重点が置かれ
双方でコミュニケーションを取り合うというニュアンスです。
We talked to him at that coffee shop.
(私たちはあのコーヒーショップで彼と話をしました。)
She always talks about her son.
(彼はいつも彼女の息子の話ばかりする。)
talk は speak と使い方が似ている部分もありますが
その場合はtalk の方が一般的で speak は少し丁寧な言い方になります。
say tell speak talk の違いや基本的な使い方は簡単に説明しましたが
もちろん例外もあります。
例えば speak、talk は目的語が必要ないと説明しましたが
She speaks English very well.
(彼女は英語をとても上手に話します。)
I talked him into buying a car.
(彼を説得して車を買わせた。)
I talked him out of buying a car.
(彼を説得して車を買うのをやめさせた。)
などの例外もあります。
違いや基本的な使い方については、多くの例文などで確認していくことで
自然に分かるようになります。
ますは基本的な違いを覚えて下さい。後々役に立ちます。
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