英語の後置修飾
英語が分かりにくいと思われる人それぞれ原因はいろいろあると
思いますが、その中で後置修飾というのが英語を勉強していく中であると思います。
後置修飾とは読んで字のごとく後ろに置いて修飾するということで
名詞についての説明を後ろから説明することです。
① a big dog 「大きい犬」
これは単純に big (大きい) という形容詞が dog (犬) という名詞を
前から説明しているので日本語と同じ語順で分かりやすいですが
② a big dog running in the park 「公園を走っている大きい犬」
これは公園を走っているという情報が追加されています。
日本語とは語順が逆になりますが、これが後置修飾になります。
このサイト内の中でも紹介していますが big 「大きい犬」のように
英語では1つの単語で名詞を説明する場合は、日本語と同じように説明する
名詞の前に置きます。
running in the park「公園を走っている」のように2語以上で
名詞を説明する場合は、その名詞の後ろに置きます。
●名詞の後に前置詞句を置く後置修飾
a book on the desk (机の上の本)
a book under the desk (机の下の本)
a man from Tokyo (東京から来た男性)
「例文」
A book on the desk is mine.
(その机の上の本は私の物です。)
●名詞の後ろに現在分詞+他の語句(2語以上)を置く後置修飾
a baby sleeping on the bed (ベッドで寝ている赤ちゃん)
a girl playing the piano (ピアノを弾いている女の子)
「例文」
A boy speaking English very well is Taro.
(英語をとても上手に話している男の子は太郎です。)
●名詞の後ろに過去分詞+他の語句(2語以上)を置く後置修飾
a window broken by them (彼らが割った「彼らに割られた」窓)
a book written by him (彼が書いた「彼に書かれた」本)
「例文」
A cake made by Kumi was delicious.
(久美が作った「久美に作られた」ケーキは美味しかった。)
●名詞の後ろに不定詞を置く後置修飾
water to drink (飲み「飲むための」水)
something to eat (何か食べる物「食べるための何か」)
「例文」
I have a lot of things to do today.
(私は今日することがたくさんあります。)
英語の後置修飾のパターンは他にもいろいろありますが
その感覚を覚えることが重要です。
現役の中学生でも日本語とは語順が違うため後置修飾で
つまづく生徒もいますが感覚に慣れると英語が見えてきます。
逆に後置修飾の感覚に慣れないと英会話や英語を読んだりするのに不便で
面白くなくなります。
多くの英語に触れる事で慣れてきますから地道な勉強法になりますが
後置修飾になれることで結果的に英語が分かるようになります。
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