現在進行形で表す未来
現在進行形(be動詞+動詞のing 形)と言うと文字どうり現在進行中の
「今○○している」というような今何かしている最中の事を表現する
言い方が基本です。
現在進行中の動作に加えて、もう一つ重要で便利な使い方があって
それは現在進行形を使って未来の事を表現できるということです。
ここでは現在進行形で表す未来について解説していきます。
現在進行形で表す未来の前に未来時制を表す表現の基本の確認です。
未来時制は will と be going to で表現するのが基本でしたね。
未来を表す表現には単純未来と意志未来という考え方があります。
単純未来というのは主語の意志とは関係なく起こるであろう事柄を
表現する言い方です。
willと単純未来
単純未来というのは主語の意志とは関係なく起こるであろう事柄を
表現する言い方です。
①It will rain tomorrow. 「明日、雨が降るでしょう。」
②I will be sixteen next month. 「私は来月16歳になります。」
例文①②ともに主語の意志と関係なく自然の成り行きで起こるような
出来事を表現しています。
willと意志未来
意志未来というのは未来の動作に主語の意志が入る表現する言い方ですが
前もって予定していた未来の予定より、話のやり取りの中で決めた内容を
表現する言い方です。
③Then, I will call him tonight.「それじゃ、今夜彼に電話してみるよ。」
④I will help you with your homework now.「今、君の宿題を手伝うよ。」
例文の③④ともに予定していた事柄ではなくて会話の中で決まった事を
表現しています。
be going toと単純未来
単純未来の考え方は will とほぼ同じと考えていいと思います。
⑤The sky is getting dark. It's going to rain soon.
「空が暗くなっている。」「すぐに雨が降るだろう。」
少し付け加えると will の単純未来とは違い例文⑤のように
「○○だから、結果として○○になるだろう」という条件を
付け加えるような表現をする場合に使う場合が多いです。
be going toと意志未来
will の話の中で決まった未来の行動ではなく予め予定しているような
出来事を表現します。
⑥He is going to buy a car.「彼は車を買う予定です。」
現在進行形で表す未来というのは既に予定が決まっている事柄を表現するので
be going to と似ています。
どちらでも同じように使うことが可能ですが、変更の予定がない事柄を表現する場合、
近い未来に起こる出来事を表現する場合に現在進行形で未来の事柄を表現します。
⑦I'm getting off next stop.「私は次のバス停で降ります。」
⑧I'm leaving here tomorrow morning. 「明日の朝ここを出発します。」
例文の⑦⑧どちらも現在進行形で未来を表現していますが
⑦は直後に起こす行動であり、⑧は内容的にほぼ変更の予定がない行動予定を
表現しています。
学校英語では現在進行形と未来を表現する言い方はあまり教わらないと思いますが
実際にはこのような使い方もします。
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