英語の時制の一致って何?なるべくシンプルに考える
英語の時制の一致というは日本語の感覚からいくと
分かりにくくて面倒くさいと思います。
日本語では何気なく言っている時制も外国語として学習する英語は
現在形とか過去形、過去完了などというような形で勉強するため
混乱してしまうのだと思います。
英語を真面目に勉強していると気になってしまうのですが、
少し整理して覚えて例文などで時制の一致を意識しながら
読んでみるとス~っと頭に入ってくると思います。
英語の時制の一致とは
●英語の主節と従属節
I know that he plays tennis very well.
主節 従属節
上の例文のように英語ではthatの前の部分の文章を主節と言い
後ろの部分の文章を従属節と言いますが時制の一致というのは
主節の動詞に従属節の動詞を合わせるというルールです。
ただし主節の動詞が現在形の場合は表現する意味によって、
従属節の動詞が現在形や過去形、未来形など時制の一致を意識しません。
●主節の動詞が現在形の場合
① I think that he is busy.
「私は彼が忙しいと思います。」
② I think that he was busy.
「私は彼が忙しかったと思います。」
③ I think that he will be busy.
「私は彼は忙しくなるだろうと思います。」
上の例文①②③の場合は主節の動詞が現在形なので時制の一致を
意識しなくてもいいので分かりやすいと思います。
●主節の動詞が過去形の場合(英語で時制の一致「適応」が起こる)
④ I thought that he was busy.
「私は彼が忙しいと思いました。」
⑤ I thought that he had been busy.
「私は彼が忙しかったと思いました。」
例文④は私が思った時と彼が忙しかった時期が同じなので主節と従属節の動詞も
過去形になるということです。
例文⑤は私が思った時より彼が忙しかった時期の方が昔の情報なので属節節の動詞が
過去完了という( had + 過去分詞 )という過去よりさらに過去の情報を伝える
時制の形を置きます。
*従属節の動詞が過去形の場合に日本語の訳し方に注意しましょう。
英語の時制の一致という文法用語に惑わされない方がいい
時制の一致と考えるより that の前の主節、後の従属節がそれぞれ独立していると
考えれば英語の形としては自然と出来上がると思います。
I thought that he was busy.
「私は彼が忙しかったと思います」⇒「私は彼が忙しいと思いました。」
I thought ⇒ 私が思ったのが過去
he was busy ⇒ 彼が忙しかったのも過去
それではもう一つ例文で整理しましょう!
I know that he will go to Tokyo.
「私は彼が東京へ行くのを知っています。」
上の文を時制の一致(時制を適応)させると that の前の動詞が過去形になると
that の後の動詞も過去形になるので will の過去形 would になりますが
それぞれを独立して考えると・・・
I knew ⇒ 私が知っていたのが過去
he would go to Tokyo ⇒ 彼が東京に行く予定だったのも過去の時点の情報
・・なので二つを連結させると自然と時制が一致しているというイメージです。
I knew that he would go to Tokyo.
「私は彼が東京へ行くのを知っていました。」
初めの所でも書かせてもらいましたが英語と日本語の構造が違う上に
時制の一致と言う文法用語がより難しくさせていますがシンプルに考えた方が
理解しやすいと思います。
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