It is to ・ It is that の構文
It は中学の英語で何となく「それ」というように勉強したと思いますが
ここでは It を使った重要構文を解説します。
It is の構文は形式主語 [仮主語] として It を文頭に置く
「It is ~ to …」は 「… するのは~です」という意味の構文になり
It を形式主語 [仮主語] として文頭に置き真主語は to 以下になります。
形式主語 [仮主語] なので訳しません。
●It is difficult to speak English.
(英語を話すことは難しい。)
先に「難しい」ということを伝え、後から難しい内容「英語を話すこと」を
to 以下で説明しています。
It is ~ for A to … 「… するのは A にとって ~です」
●It is easy for him to speak English.
(英語を話すことは彼にとって簡単です。)
It is ~ of A to … 「… するとは A は ~です」
●It is kind of you to lend me your new computer.
(新しいコンピューターを貸してくれるとは、あなたは優しい人だ。)
for と of について
「It is ~ 」の構文に for と of を置くことで「誰」ということを
明確にする表現になっています。
for と of の違いは
意味上の主語になる人の性質・態度を表す形容詞が置かれる場合に of を使い
そうでない場合は for を使います。
「It is ~ that … 」は「… なのは~です」という意味の構文になり
形式主語 [仮主語] として文頭に It を置き強調したい語句を
that 以下で説明します。
that 以下は「主語+動詞 ~ 」の形になります。
●It is true that She can speak English.
(彼女が英語を話せるのは本当です。)
●It was my book that he was reading yesterday.
(昨日、彼が読んでいたのは私の本です。)
*読んでいたのは昨日なので be動詞は was と過去形になります。
ここまで It を形式主語 [仮主語] としての使い方を解説してきましたが、
形式目的語 [仮目的語] として使う構文もあります。
●I found it easy to answer the questions.
(私はその問題を解くのが簡単だということがわかった。)
●I thought it difficult to get there on time.
(私は時間どうりに、そこへ着くのは難しいと思った。)
上の2つの英語は it が形式目的語 [仮目的語] になっていて
その内容を to 以下で説明しています。
英語独特の構文ですが結論を先に伝えるという英語の基本から
来ていると言ってもいいと思います。
英会話でも便利ですし、よく使う構文なので身に付けましょう。
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