使役動詞の使い方
動詞は英語の品詞の中で中心になる重要な品詞ですが
その動詞の中で使役動詞の解説をします。
使役動詞といっても新しい動詞を覚えるわけではなく
普段使う動詞を使役動詞として使うだけです。
使役とは、ある行為を自分がやるのではなく他の人に行わせたり
してもらう事を表す表現です。
使役動詞として主に使われるのが have、let、make です。
使役動詞の形
Aパターン
「主語+使役動詞+目的語+動詞の原形(原形不定詞)」
基本的に目的語の所には人が入るケースが多いです。
Bパターン
「主語+使役動詞+目的語+過去分詞」
基本的に目的語の所には物・事が入ります。
Aパターン 主に目的語に人が入り「人に~させる」「人に~してもらう」
① I will have him go there. <have+人+動詞の原形>
② I will let him go there. <let+人+動詞の原形>
③ I will make him go there. <make+人+動詞の原形>
①②③とも使役動詞が変わるだけですが日本語にすると
(私は彼をそこに行かせます。)というような訳になりますが
微妙に違いがあります。
それでは、どのように違うのかという事ですね。
have ⇒ 単純に人に「~してもらう」
let ⇒ 希望していること、納得している事を「~させる」「~してもらう」
make ⇒ 強制的に人に「~させる」
というようなニュアンスになります。
同じような意味でも使役動詞1つで感情を表せるわけです。
Bパターン 目的語に物・事が入り「物・事を~してもらう」
③ I had my car repaired yesterday.
(私は昨日車を修理してもらった。)
④ I had the letter sent by the express.
(私は速達で手紙を送ってもらいました。)
③④とも目的語の所に物が入り後ろに「~される」という過去分詞を置きます。
Bパターンに関しては、ここでは have で覚えてもらえばいいと思います。
使役動詞の使い方を例文で確認して下さい。上段の英語を日本語に直せますか?
I'm going to have him come here tomorrow.
Did you have her make this dress ?
Let's have him help us with our work.
I'll have him call you.
彼に車を洗ってもらいます。
明日、彼にここへ来てもらいます。
彼女にこのドレスを作ってもらったのですか。
彼に仕事を手伝ってもらおう。
彼にあなたに電話させます。
自分が「~をする」という表現は「主語+動詞」の形で言いやすいですが
自分が相手に「~してもらう」「~させる」という英語は中々出てきません。
使役動詞を簡単に解説しましたが、ここにある内容をマスターするだけでも
英語の幅が広がりますよ。
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