助動詞 could
助動詞 could の形は can の過去形ですが過去にとらわれず
微妙な気持ちが表現できます。
could の否定形 ⇒ could not / 短縮形 couldn't
①「能力」
He could run very fast when he was young.
(彼は若い時とても速く走ることができた。)
助動詞 can の過去形として「~できた」という能力を表しますが
肯定文で使う could には「やろうと思えばできた」という意味があるので
単に過去に「~できた」という過去の事実を伝える場合は
He was able to run very fast when he was young.
というように be able to を使うのが普通です。
肯定文の could は形は過去形であっても過去の内容ではなくて
実際には起こりえない現在の状態を表す場合に使うことが多いです。
I could eat all the dishes of this restaurant in a day.
(私は一日で、このレストランの料理を全部食べれるよ。)
レストランの料理を一日で全て食べるのは実際にはありえないですね。
②「推測」
He could make mistakes.
(彼でも間違いはするかもしない。)
You could get sick if you don't take a rest
(休憩をとらないと病気になってしまうかもしれないよ。)
That could be a good idea.
(それは良い考えかもしれない。)
助動詞 could は過去形であっても「~かもしれない」という現在の時点の
話し手の推量の気持ちを表現することができます。
③「許可」
Could I use your computer ?
(あなたのコンピューターをお借りしてもよろしいですか。)
Can I ~ ? より丁寧な依頼の言い方になります。
④「依頼」
Could you take our picture ?
(私たちの写真を撮って頂けますか。)
「~して頂けますか」という依頼の表現で 「Can you ~ 」より
丁寧な言い方になります。
例文からも分かるように英語の助動詞 could は can の直接的な言い方と比べて
過去形にすることで現在と過去の時間的な距離感を心理的な距離感に例えて
表現しています。
助動詞の could を使った仮定法は高校の英語の文法項目で勉強しますが、
微妙な気持ちを伝える言い方ができるので実用的な英会話にも役立ちます。
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