助動詞 can
助動詞 can は英語から遠ざかっている人でも比較的覚えている助動詞で
「~できる」という意味で理解していると思います。
しかし can は過去形の could を含め、いろいろな使い方があるので
代表的な使い方をここでは紹介します。
can の否定形 ⇒ cannot (can と not 離さない) / 短縮形 can't
①「能力」
He can speak English very well.
(彼は英語をとても上手に話すことができます。)
助動詞 can の基本とも言える使い方で何かをする能力ある内容を表します。
He is able to speak English well.
「能力」の使い方での can は be able to で置き換えることが可能ですが
全く同じようなニュアンスではありません。
can の「できる」というのは基本的に話し手の気持ちが入っていて
「何かやろうと思えばできる」というニュアンスですが
be able to は「~ができる」という事実を伝えるイメージです。
この感覚は難しいと思いますが、例文などでも紹介していくので
ここでは違いはあるぐらいに覚えておいて下さい。
②「可能」
You can play baseball here.
(ここなら野球ができるよ。)
同じ「できる」という訳でも「能力のできる」とは違って
何かをすることが可能である内容を表します。
③「許可」
You can use my dictionary.
(私の辞書を使ってもいいですよ。)
Can I use this dictionary ?
(この辞書を使ってもいいですか。)
「~してもいです」「~してもいいですか」という許可をしたり
求める内容を表します。
④「可能性」
The accident like this can happen to anybody.
(このような事故は誰にでも起こる可能性がある。)
Swimming here can be dangerous.
(ここで泳ぐことは危険です。)
「そのような可能性が起こりうる」ということを表します。
⑤「依頼」
Can you help me ?
(手伝ってくれる。)
「~してくれますか」といように相手に依頼する表現です。
⑥「否定的な推量」
He can't be ill.
(彼が病気であるはずがない。)
「そのようなはずがない」という話し手の気持ちを表します。
英語の助動詞 can は表現の範囲が広い助動詞なので上記以外の
使い方もありますが基本的な使い方を紹介しました。
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